運命の糸は緑色

さて、明日からまた競馬が始まるわけですが、箱根特別に出るファータグリーン。彼女は私が再度競馬にのめり込むきっかけをくれたヴェルデグリーンの半妹です。

 

ファータグリーンはデビュー当時から「ヴェルデの妹なんだから絶対走る!!!」という強い気持ちを持って応援していた馬でした。しかし、なかなか勝てない。血統的に晩成な気もしてはいたけれど、いてもたってもいられず、私は調教師である相澤先生に手紙を書きました。先生になんておこがましい、という気持ちは全く持てないくらい駆り立てられる感情に身を任せ、ポエムのような手紙を送りました。

 

そして、お返事とともにいただいたのがこちらのストラップ。

 


f:id:britneys:20170203210742j:image

 

ヴェルデグリーンのものでした。癌に冒されながらも、気力を振り絞り、一生懸命生きていただろう彼のことは、今でも思い出すたび胸が抉られるような気持ちになります。それでも競馬は続いていくし、私もやっぱり競馬が好きなのです。

 

手紙を出したあとファータグリーンは勝ち上がり未勝利を脱出。秋には格上挑戦で紫苑Sにも挑戦しました。結果としては権利は取れませんでしたが、それでも彼女らしいまくりで見せ場をつくり、無事ゴールすることが出来ました。それだけで胸がいっぱいで、その日は思い出しては泣き、感謝をし、そしてまた泣き…をずっと繰り返していた気がします(笑)

 

ヴェルデグリーンに出会わなければ、悲しい気持ちになることもなかったけれど、この気持ちを得ることもなかった。相澤厩舎にもそんなに興味を持たなかったかもしれない。と考えると、なんだか恋みたい♡

 

もしも私と競馬の間に運命の糸があるとしたらきっと緑だろうなと思います。1番最初に好きになったサイレンススズカのメンコは「緑」、そしてヴェルデ「グリーン」、相澤厩舎の厩舎カラーは赤と「緑」。不思議な縁を感じずにはいられません。

 

ファータちゃん、のびのび楽しく走ってね!今週も全頭全騎手の健闘を祈っておやすみなさい。